ハーレーにハイオクガソリンが使用される理由・燃費性能
バイクを走らせる上で欠かすことのできない燃料のガソリンは、レギュラーとハイオクの2種類に分類されています。
ハーレーはアメリカのバイクメーカーなのでハイオクの使用を想定して作られていて、その理由として挙げられるのがエンジンへの負担です。
ハイオクがレギュラーガソリンに比べてオクタン価が高く、走行時に金属音の発生といったノッキング現象が起こりにくいと言われています。
ノッキングはピストンやバルブを破損させる原因の一つで、エンジンの寿命を縮めてしまうケースも少なくありません。
ライダーの中にはハーレーはレギュラーよりハイオクの方が良いと誤った認識をしている人もいますが、良いのではなくハイオクが標準になります。値段の高さを理由にレギュラーガソリンを選んでしまうと、ノッキング現象によってエンジンの寿命を縮めてしまうこともあるので注意が必要です。
また、オクタン価の高さは燃料の消費を大きくしてレギュラーガソリンでは体験できないスピードを生みます。これにより、走りの力強さと爽快感というハーレーならではの魅力を最大限に引き出すことができるのです。
その反面、先ほども述べたようにハイオクは燃料の消費が大きいことで、燃費の面でデメリットが生じてしまいます。
一定の速度をキープして走行できる高速道路と、信号で頻繁に停車をする一般道で若干の違いはありますが、ハーレーの燃費は1L辺り15~20km程度です。少しでも燃費性能を良くして給油による出費を減らすためにも、急ブレーキや急発進などをせずに優しい走行を心掛けることが大切と言えます。